2023年3月2日、政府は、新型コロナウイルスの感染症法上の類型を「5類」に引き下げる5月8日以降、患者の医療費の公費負担を減らし、外来での自己負担額を季節性インフルエンザと同程度とする方針を固めた。政府の試算によると、現在の外来医療費は、3割の自己負担の場合は初診料などで2590円かかる。入院については高額な負担にならないよう、月に最大2万円を補助する。
2023年3月11日、米連邦預金保険公社は米国時間3月10日、米銀シリコンバレーバンクが経営破綻したと発表した。米連邦準備理事会（FRB）によれば同社の総資産は2022年末時点で約2090億ドル（約28兆円）。全米16位の資産規模を持つ。銀行破綻では08年9月の金融危機で経営破綻したワシントン・ミューチュアルに次いで史上2番目の規模。IT系スタートアップなどへの融資で知られる銀行だった。
2023年3月13日、米国連邦預金保険公社、ニューヨーク州金融当局によってシグネチャー銀行の事業が停止されたと発表。10日に発表されたシリコンバレー銀行の経営破綻に続く破綻になった。シグネチャー銀行の総資産は2022年12月時点で約1,104億ドルと全米29位。シグネチャー銀行は、主に暗号資産（仮想通貨）関連企業との法人取引が中心だった。
2023年3月15日、スイスの金融大手クレディ・スイス・グループの株価が、欧州株式市場で一時、前日比20%超下落した。筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加投資を否定したと米ブルームバーグは報じていた。
春闘での賃上げをめぐり歴史的な物価高を受け、労働組合からの高水準の賃上げ要求に対し、満額回答で応じる企業が相次いだ。電機大手の日立・NECなど１２社はベースアップ相当分で月7千円、また川崎重工業が月1万4千円の満額回答だった。
2023年3月20日、スイス金融最大手のUBSは、長年のライバル関係にあったクレディ・スイスを買収することで合意したと発表した。スイス政府、金融当局の仲介により、週末の間に買収スキームが一気にまとめられた。
2023年3月22日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は、決勝で日本が3-2で前回王者の米国を下し、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。大会の最優秀選手（MVP）には大谷が選ばれた。
