2022年3月1日、トヨタ自動車は国内全１４工場で、操業停止したが、２日から稼働を再開すると発表した。被害を受けた小島プレス工業は、サイバー攻撃によるウイルス感染と、脅迫メッセージを受け取ったことを発表した。
ロシア軍によるウクライナ侵攻で、両国の代表団は2月28日、ベラルーシ南東部のウクライナとの国境地帯で停戦の第一回の対話を実施した。
2022年3月3日、国連総会は2日、ロシアのウクライナからの即時撤退を求める決議案を141カ国の賛成で採択した。反対はロシアなど5カ国にとどまった。
2022年3月4日、北京冬季パラリンピックの開会式が、北京市の国家体育場で行われた。ウクライナ問題の影響でロシアとベラルーシの選手団が除外されるという異例の事態の中で10日間の祭典が開幕した。
ロシアとウクライナの代表団は３日、ベラルーシ南西部ブレスト州で２回目の停戦協議を行った。都市から民間人を退避させるための「人道回廊」の設置では合意したが、ウクライナが求める即時停戦への具体的な進展はなかった。
2022年3月7日、ニューヨーク原油市場で6日、国際的な原油の先物価格が一時、1バレル＝130ドルを超え13年8か月ぶりの高値水準まで急激に上昇した。ロシアのウクライナ進行を受けアメリカが同盟国と協調しロシアからの原油の輸入禁止を検討していることが明らかになり、供給不足への警戒感が一段と強まった。
2022年3月8日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる3回目の停戦協議が7日、ベラルーシで開かれた。ロシアの強硬姿勢は変わらず、大きな進展はなかった。トルコの仲介で両国の外相が10日に直接会談する見通しだが、ロシアは国境地帯に集結させた全兵力をほぼ投入したとみられ、攻撃の手を緩めていない。
2022年3月10日、韓国大統領選は9日、投開票され、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦（ユンソクヨル）前検事総長（61）が、与党「共に民主党」の李在明（イジェミョン）前京畿道知事（57）をやぶり当選を決めた。選挙管理委員会によると、得票率は尹氏が48・56%、李氏が47・83%。1987年の民主化以降の大統領選で、最も僅差となった。
2022年3月13日、北京パラリンピックの閉会式が日本時間の午後9時から国家スタジアム、通称「鳥の巣」で行われた。日本はアルペンスキーの村岡桃佳選手が金3個、銀1個のメダル、クロスカントリースキーの川除大輝選手が金メダルを獲得するなどメダルは7個だった。
2022年3月16日、岸田文雄首相は、首相官邸で記者会見し、１８都道府県に適用中の新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」について、２１日の期限をもって全面解除する方針を表明した。１７日に専門家らに諮り、正式決定する。
午後11時半ごろ、福島県沖を震源とする地震があった。宮城県南部と福島県浜通りで最大震度6強、マグニチュード7.3(速報値)。
2022年3月17日、16日午後11時36分に発生した福島県沖を震源とする地震で、宮城、福島両県では一時津波注意報も出された。両県のほか、首都圏も含む広範囲でインフラが打撃を受けた。電気や水道、高速道路への影響は17日も続き、脱線した東北新幹線は復旧の見通しが立っていない。企業の工場が停止に追い込まれるなど、経済や物流にも影響が出た。停電は地震直後から東北や首都圏の広範囲で発生し、一時220万軒超に及んだ。JR東日本によると、脱線の調査や車両の撤去などで、3月末までの全面復旧は難しいという。高速道路では、東北道や三陸道など最大11路線の一部区間で通行止めになった。常磐道の新地インターチェンジ（IC）―山元IC間上り線では幅約30センチ、長さ十数メートルのひび割れが発生した。
2022年3月18日、東京外為市場で、ドルは一時119円に乗せた。日銀の黒田東彦総裁が、金融政策決定会合後の会見で、為替の円安が日本経済にプラスという基本構造に変化はないとの認識を示したことを受けて、円売り圧力が強まった。
2021年の全国の自殺者数は、20年より74人（0.4％）少ない2万1007人だった。男性は前年比116人減の1万3939人で12年連続の減少。一方、女性は同42人増の7068人と2年連続の増加。
2022年3月20日、ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いている。国連人権高等弁務官事務所は、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで今月19日までに少なくとも75人の子どもを含む902人の市民の死亡が確認されたと発表した。
2022年3月21日、中国南部の広西チワン族自治区で、乗客乗員132人を乗せた国内線の旅客機が墜落した。現場付近の監視カメラに事故機と見られる機体がほぼ垂直に墜落する映像が残された。
2022年3月22日、東京外国為替市場のドル・円相場は2016年２月以来６年ぶりに１ドル＝120円台になる。日米金利差拡大を意識したドル買い・円売りが強まる。
2022年3月23日、ウクライナのゼレンスキー大統領が午後6時から、オンライン形式による国会演説をした。衆院の議員会館で岸田文雄首相や衆参両院の議長らも傍聴した。
2022年3月24日、ロシアがウクライナ侵攻を始めてから24日で1カ月となる。戦況は膠着し、戦闘で双方とも死傷者が拡大し、戦力の喪失も大きくなっている。
北朝鮮は、平壌の順安空港一帯から大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）と推定される飛翔（ひしょう）体を発射した。日本の防衛省によると、北海道渡島半島西方１５０キロの日本海の排他的経済水域（ＥＥＺ）内に午後３時４４分ごろ落下。
