2020年4月1日、日本銀行が発表した3月の全国企業短期経済観測調査（短観）で、代表的な指数である大企業・製造業の業況判断指数（DI）が前回の昨年12月調査から8ポイント悪化し、マイナス8となった。悪化は5四半期連続で2013年3月調査（マイナス8）以来、7年ぶりのマイナス。これを受けて日経平均株価は、前日の終値より851円60銭安い1万8065円41銭で取引を終えた。
安倍首相は、マスク不足対策の一環として、洗濯して繰り返し使える布マスク2枚を、全戸に配布すると表明した。
2020年4月2日、テニスのウィンブルドン選手権の主催者は1日、新型コロナウイルスの影響を考慮し、6月29日～7月12日の日程で予定していた今季大会（第134回）を中止すると発表した。大会中止は第2次世界大戦後、初めて。
この日、東京都内で確認された新型コロナウイルスの感染者は、1日あたり最多の97人に上った。都内の総数は684人で、1週間前と比べ約2・6倍に拡大した。台東区の永寿総合病院では100人以上が感染し7人が死亡している。
2020年4月3日、政府・与党は、新型コロナウイルスの感染拡大によって所得が一定程度減少した世帯に対する支援策として、1世帯30万円の現金を給付することを決めた。給付は、自己申告制とすることも固まった。
2020年4月4日、ニューヨークのクオモ州知事は３日、州全体の感染者が１日で１万人あまり増え、１０万人を超えたと発表しました。死者についても、１日の増加数がこれまでで最多の５６２人となり、ニューヨーク州だけで死者は３０００人に迫っている。
東京都は4日、初めて100人を超える118人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。これで東京で確認された感染者は892人となった。
2020年4月5日、新型コロナウイルスの感染者が４日、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、世界全体で累計１１３万人を超え死者も６万人を上回った。イタリアの感染者数は１１万９８２７人に上り死者数は1万４６８１人。スペインの感染者数は１２万４７３６人で、死者数は１万１７４４人になった。
2020年4月7日、安倍首相は、新型コロナウイルス感染症対策本部で緊急事態宣言を発令した。２０１２年成立の新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく宣言は初めてで、東京と埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県が対象となる。期間は、5月６日までの１カ月間。
男子ゴルフのメジャーの全英オープン（７月１６～１９日、英国・ロイヤルセントジョージズＧＣ）が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中止が決まったと６日、大会主催のＲ＆Ａが発表した。
2020年4月8日、新型コロナウイルスによる感染者が7日、世界全体で140万人を超え,死者が8万人を超えたと米ジョンズ・ホプキンズ大の集計でわかった。死者数が最も多いのはイタリアで1万7127人。スペインが1万3798人で続いていて、米国も1万2千人を超えた。またフランスの死者数が、米東部時間７日夜（日本時間８日朝）までに１万人を超えたと伝えた。死者数が１万人を上回ったのは、イタリア、スペイン、米国に続いて４か国目となる。
中国湖北省武漢市は8日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために1月23日から実施していた事実上の封鎖措置を解除した。
2020年4月9日、日銀は9日発表した4月の地域経済報告で、全国9地域すべての景気判断を引き下げた。全地域の判断引き下げは、リーマン・ショックで経済が悪化していた2009年1月以来、11年3カ月ぶり。
2020年4月10日、東京都は新型コロナウイルス感染拡大を抑制のための施設管理者やイベント主催者に対し、「休業要請」をした。11日の0時から実施、期限は5月6日まで。神奈川県、埼玉県も同様の要請を検討。
2020年4月11日、AFPが10日にまとめた集計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は10万人を突破した。最も死者が多い国はイタリアの1万8849人で、次いで米国の1万7925人、スペインの1万5843人となっている。
2020年4月12日、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスによる米国の死者が11日、2万人を超え、国別でイタリアを上回り最多となった。イタリアの死者は1万9468人。米国は感染者数も約52万人で最多。
2020年4月14日、国際通貨基金（IMF）は14日発表した最新の世界経済見通しで、2020年の世界全体の成長率を前年比3・0%減として、1月の予測（3・3%増）から大幅に引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界経済は1920～30年代の大恐慌以来最悪の同時不況に直面している。
2020年4月16日、日本政府は新型コロナウイルスの感染拡大の懸念から、緊急事態宣言を全国４７都道府県に拡大発令した。緊急事態の適用期間は、5月６日まで。
新型コロナウイルスは16日、東京都の149人など国内で新たに576人の感染が判明し。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を合わせた国内の感染者数は計1万2人になり、死者は計203人になった。
新型コロナウイルスに対する経済対策として政府が打ち出した「減収世帯への30万円給付」が一転、「国民1人10万円の給付」に変わった。
2020年4月17日、新型コロナウイルスの感染者が17日、国内で9850人になった。東京都では201人の感染が判明。1日の感染者数が200人を超えるのは全都道府県で初めて。全国の死者は207人になった。
2020年4月18日、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が17日、世界全体で15万人を超えた。感染者は世界全体で220万人を超え、増え続けている。
2020年4月21日、２０日の米ニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標となる米国産ＷＴＩ原油の先物価格（５月物）が１バレル＝マイナス３７・６３ドルと、史上初めてマイナス価格で取引を終えた。
2020年4月23日、女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎のため、23日に都内の病院で死去した。
2020年4月26日、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、日本時間26日朝、新型コロナウイルスによる世界の死者が20万人を超えた。世界の感染者は約288万人。 国別の死者数は米国が約5万3000人で最も多く、イタリアの約2万6000人が続き、スペイン、フランス、英国も2万人を超えている。
全国高校体育連盟は、新型コロナウイルスの感染拡大で、8月に開催予定の全国高校総合体育大会の夏季大会を中止すると決めた。全国高校総体の中止は初めて。
2020年4月28日、米国防総省は27日、米海軍の航空機が撮影した「未確認飛行物体」の映像を公開した。公開されたのは、約30秒～1分15秒の白黒映像計3本。1本は2004年11月、残りの2本は15年1月に撮影された。この映像を同省が公式に公開したのは初めて。
2020年4月29日、新型コロナウイルスの新たな感染者は、国内感染者の総数は1万4千人を超えた。
2020年4月30日、東京商工リサーチは30日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で倒産した企業件数が、4月末までに109件に達したと発表した。
